ISOにおける引用規格と参考文献の違いとは?
- 2月25日
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2026年2月25日

ISO9001やISO13485等、ISOの規格には「引用規格」と「参考文献」が記載されています。
この二つの言葉は混同されがちですが、全く異なる位置づけなので注意が必要です。
引用規格:
ISO/IEC Directives, Part 2という ISO・IEC 規格の統一的な書き方と構成を確保するためのルールを定めた文書があります。
その中で「引用規格」について以下のように記載されています。
15.5.3 Referencing
Only references cited in the text in such a way that some or all of their content constitutes requirements of the document shall be listed in the Normative references clause.
【翻訳】
本文中において引用され、その内容の一部又は全部が当該文書の要求事項を構成するものとして参照されている文書のみを、引用規格(Normative references)の箇条に記載しなければならない。
つまり、ISO9001やISO13485等の規格に対応する場合、2章「引用規格」に記載されている規格もISO9001等と同様に準拠しなければなりません。
例えば、ISO9001:2015及びISO13485:2016の引用規格はISO9000:2015です。
参考文献:
ISO/IEC Directives, Part 2の中で「参考文献」について以下のように記載されています。
21 Bibliography
21.1 Purpose or rationale
The Bibliography lists, for information, those documents which are cited informatively in the document, as well as other information resources.
【翻訳】
参考文献(Bibliography)は、当該文書において情報目的で引用されている文書およびその他の情報資源を、情報提供のために一覧化するものである。
つまり、参考文献は規格の要求事項ではなく、規格の理解を深めるための追加情報という位置づけです。
規格を正しく適用するためには、「どこまでが要求事項なのか」を明確に理解することが不可欠です。
引用規格と参考文献の違いを整理することは、規格をより深く、そして正確に読み解くための重要なポイントです。
二つの言葉の違いを理解して規格に対応しましょう。
引用:
ISO-International Organization for Standardization
The ISO/IEC Directives, Part 2 states the general principles by which ISO and IEC documents
※本文中の翻訳文は公式な翻訳文ではございませんのでご留意いただきますようお願い致します。


